高配当株投資
高配当株って配当金の高さが魅力的ですね。インカムゲイン狙いの農耕型投資です。
毎年、配当金という投資の実りを収穫する投資。
年利6%なんて聞いたら投資したくなります。
100万円で年税引き前6万円て、凄く魅力的に映ります。
しかし、甘い誘惑に惑わされると痛い目いあうかもしれません。
高配当株は熟成したお爺ちゃん企業が多いのです。
つまり、今後の株価の上昇が期待出来ない、いずれ配当金だって影響がある可能性があります。
高配当株の特徴
一般的に株の利回り4%以上が高配当株と言われています。
高配当という事は、それだけ株主に還元をしているので、一見良さそうに感じますが、
物事は表裏一体。裏があれば表があり、表が良ければ裏は良くない場合が多いです。
簡単にいうと、配当金へ回す余裕が出るイコールその企業が成熟し事業へ投資する事が減ったと
いう事に繋がるんですね。
既に新規事業に投資するほど活性化を失ってきているのです。
つまり成長していく力を失いつつあるんですね。成長が弱くなっている、成長鈍化です。
株価が上昇に期待が出来ない
成長鈍化は、結果、株価上昇が弱い、または株価が下がって配当利回りが上がっている場合があります。
株価が下がれば去年と同じ配当金額なら、利回りは上がるわけです。
見た目は高配当株ですが、中身は弱体化、衰退、斜陽企業となるわけです。
ですから、株価の値上がり益、キャピタルゲインは期待出来ない場合が多くなります。
成長しない企業、期待出来ない企業へは投資家は儲からないと踏んで投資に躊躇します。
斜陽産業
斜陽産業は陽が傾いて日没を迎えているという意味です。時代の波や流れに乗り遅れたり、需要が減り、それまでの産業構造の崩壊を間近に迎えている企業です。
例であげると、煙草や印刷、写真フィルム、自動車部品など、これからの時代の流れから外れた企業やアナログ的な内容の業種でしょう。
煙草は健康面から敬遠されつつあり、JTなどは株価下落傾向が続いています。よって高配当です。
自動車部品関係はEV化により、下請け部品メーカーは需要が減る可能性がありますし、印刷はITにより雑誌不況、活字離れが起きています。写真フィルムは再び見直されつつありますが、デジタル時代に斜陽産業ですね。
斜陽産業は将来性が少ない為、株価は弱い値動きに、将来性が乏しいかもしれません。
これからの時代
投資にしても就職にしても、斜陽産業と言われる産業は避けた方が無難です。傾いている訳ですから、完全に日没を迎えたら、倒産の危機です。
企業間競争力が低下している可能性があるかもしれません。
キャピタルゲイン狙い
キャピタルゲインを狙うなら、グロース株を狙っていったほうが 値上がり益は得やすいでしょう。
グロース株とは成長株です。若い活力があって、新規事業へ投資をする為に株主還元より事業拡大へ資金を使います。
企業の成長へ資金を投入する為に株主還元へは積極的ではありません。
最近では米国IT企業群のGAFMが代表的でしょうか。配当金より事業拡大、新規事業への投資で業績を上げ株価を上げる事で株主へ還元を狙います。
また、資金を自社株買いに当て、自社株価の上昇を狙います。
自分のスタイルに合わせる
結局、自分の投資スタイルに合わせたポートフォリオを組むしかありません。
自分がどうしたいか?、自分がどんな運用を想定しているかではないでしょうか。
配当金を狙うインカムゲイン狙いか、株価上昇を狙うキャピタルゲイン狙い、株主優待を狙う優待投資か
高配当にこだわらず、自分がどうしたいか?どんな運用方針を持っているかですね。
インカムゲインは穏やか、キャピタルゲインは激しい
ここで投資スタイルの説明です。あなたはどちらでしょうか?
投資スタイル インカムゲイン(配当や優待狙い)
インカムゲインは値動きはあまり気にせず長期保有し、配当や優待を頂く穏やかな投資スタイルです。
高配当投資はインカムゲイン
投資スタイル キャピタルゲイン(主に値上がり益狙い)
キャピタルゲインは、短期間、短時間で株を売買し、値上がり益を狙う投資スタイルです。
デイトレードやスイングトレードですね。
ハイブリッドスタイル
インカム、キャピタルゲイン両方を狙うスタイル
配当金や優待を頂きながら、株価上昇を待つ これが一番かもですね。
まとめ
どちらを狙うか、または両方狙うか、投資家の好み次第ですが、
配当や優待を狙って、値上がり益を同時に狙うほうが効率が高いでしょう。ハイブリッド投資とでも呼ぶべきでしょうか。
高配当株に投資して状況に応じて値上がり益をスタイルが一番お得ではと思います。
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